昔ながらの鍛冶屋 ”佐助” で過ごす、色んなひととき。
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新しい仲間 そして ご挨拶


平川康弘 親方


こんにちは
ご無沙汰しております!

あっという間に肌寒い季節がやってまいりました。
皆様お元気ですか?

今日は、何人かご紹介させていただこうと思います。
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、本年度から
佐助は素敵な仲間達を次々とお迎えすることとなりました!
「なりました!」と張り切って書きましたが、
最初の出会いは、月日さかのぼる事6ヶ月前のこと・・・

春に1人、夏にもう1人、秋にはなんともう1人!!
合わせて3人の新しい仲間に恵まれます。

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まず1人目は6月のベルサイユ展の準備を機に
春から強力なをサポートしてくださっている救世主
坂弘美(ばんひろみ)さん



展示直前、この方が着てくれたおかげさまで、
無事にフランスへ行って来ることができました。
持ち前の明るさと、潔さ、溢れんばかりのエネルギーで、
大きな躍進力を与えてくれています!

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続きまして、母国フランスからはなれ、
夏から秋にかけて親方の下で制作の補佐(弟子)と
海外分野を担当してくれることになった
Eric Chevallier(エリックシュバリエ)さん。



子供のような無邪気さと、着々と仕事に向き合う真面目さを兼ね備えた
これまた不思議なフランス人青年!

親方の下で制作の手伝いに励む傍ら、
仏語版の翻訳も積極的に行ってくれました。
海外で待っている方々と佐助を繋ぐという役目を担っているであろうエリック!
現在は一時帰国して母国におりますが、
来年2月には日本に戻り、修行に励む予定です。

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そして、エリックの帰国後、
最近から手伝いにきてくれている假谷真子(かりやまこ)さん。



優しい笑顔と、すばらしい記憶力を生かし、
制作から補佐業まで佐助の様々な仕事を、幅広くサポートして下さっています!
丁寧且つ大胆な假谷さんは、作務衣がよく似合います。

なんと嬉しい事でしょうか
春からずっとご紹介したいとうずうずしていた気持ちが満たされ、
すっきりいたしました。

約4年ほど親方と2人で過ごし、
同僚が来る日を熱望(?!)していた私にとっては
夢が叶って、この上なく喜ばしいことなのですが・・・

それだけではなく、あらゆる面で実際に助けて頂いて、
「仲間が増える」ということ
「同じ気持ちを持ってそばに居てくれる方がいること」
のすばらしさを実感している次第です。

ひとりひとり全然違った持ち味が光るみなさん、
来てくれて間もないにもかかわらず、本当に一生懸命に励んで下さっています。
一緒にお仕事をしていて学ぶ事が本当に多く、頭が下がりっぱなしです。

このタイミングに佐助でお仕事をするになったのも、
きっとご縁と理由があって、
それぞれの方にしか出来ない役割を果たしていくのだろうなあと
愉しみな気持ちでいっぱいです。

今日まで続けてこれたのも皆さんのおかげさま
いつも「ひづくり」をご覧下さっていた皆様、本当にありがとうございます。

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遅ればせながらのご報告となりましたが、
実は、本日を持ちまして、私は佐助の補佐としての役目を終えることとなりました。

関西(大阪・堺)へ来てからの4年と9ヶ月。
数え切れないほどの方に出会い、一緒に素敵な時間を過ごさせていただきました。

タイムスリップしたようなこの場所。
思い出すのは、予想をはるかに超えていた経験ばかりでした。
喜んで怒って悲しんで楽しくて、
これ以上に「自分は人間だ!!」と実感する事は
後にも先にもないのではないかと思います。

今後は、九州へと住まいを移しまして
新しい環境であらたな暮らしをはじめる予定です。

最後となりましたが

この文を読んで下さっている皆様
佐助と愉快な仲間の皆様(ご紹介しきれていない方も含め)
佐助の存在に欠かす事のできない富子さん(奥様)・ご家族の皆様
そして、常にすばらしいものづくりを追求する姿を見せてくだったと伴に、
沢山の驚きと、経験と、出会いを与えてくださった平川親方
遠くからいつも見守ってくれていた家族へ

心より感謝を申し上げます。
また、皆様のご健康とご多幸をお祈り致します。



佐助五代目 平川康弘 補佐
青池 茉由子

平成24年11月24日


ついに3年の月日を経て








ここで私がお仕事をさせてもらい始めてから間もない頃
遠くから足を運んできて下さった1人のお客様がいらっしゃいました。

ご注文は接木(つぎき)で用いるための『錆出し小刀 金象嵌銘入れ』

切れの良い刃物で細胞を壊さずに切断できると
枝をとてもよく接ぐことができるのだそうです。

錆出し仕上げなのでお渡しできるのは大分先なので、
え〜2011年の冬ごろにはお渡しできると思います。」

「はい 楽しみにしていますね!」

そんな風に横で話される会話を聞きながら

「2011年」なんだか近未来的な数字だ・・・
本当にその日がくるのだろうか
自分はその時を一緒に迎えているかな
どんな気持ちで毎日すごしているのかしら
そもそも生きているのだろうか

伝統的な仕事をしている職場とはいかに
右も左もわからず不安でいっぱいな頃でした。

無事にご注文のお話を終えて
「では3年後に」 とお店の前で笑ってお別れした記憶が
いつも心のどこかにあって、
ことあるごとによく思い浮かんできたものです。

思い返せばあの小刀は、
私達が日々過ごしているのとおなじ時間
いつも納屋の下にたたずんで一緒にこの日を待っていたのですね
風や光や空気や音をききながら 彼女だけの優しいサビの衣を育んで

先日、無事に完成した作品をついにお渡ししまして、
待ち望んで下さっていた方の手元へと旅立ってゆきました。

長いこと静かに眠らせていた持ち前の切れ味活かし
こんどは素敵な植物を育んでいく番

時が経つのははやいものです。
この日を迎えられた嬉しさと共に感じる 驚きと寂しさと安心感。
それはそれはもう穏やかに訪れました。

どうやらあの子は私にとっての同僚のような存在だったようです。

いまやお局と呼ばれるようになった私 笑
この年月の中でサビ育んでこれたかな

小刀さんのご活躍をお祈りするとともに、感謝申しあげます。

さあ
今日は嬉しいひなまつり!


補佐 青池


錆出し仕上げ
古くから刀の鍔(つば)などに用いられていた技法で
錆を出して油で仕上げてあげる事によって、
(鉄が空気中の酸素と結びつき、表面に酸化膜が張る性質を利用した仕上げ)
それ以上腐食せず錆の膜が中を保護します。
また手の油などによってつやが増し、
年月を経るほどに変化する風合いをお楽しみいただけます。
薬品などを使わずに自然に錆びるのを待つため、お渡しするのは3年先になります。
仕上げについての詳しい内容などはこちら
色と模様とぐふふふふ















ぐふふふふ

なんででしょうね

うきうき にんまりしてしまう この感じ

もう!
みているだけで
涎がでそうです。
(食べられません)

『小森草木染工房』さんの正絹の布を使って
『田中盛商店』に制作をお願いしている

レターオープナー用(ステンレスでお造りしている)ケースです。

帯の端で余ったちいさな部分を使っているため
一丁分しかないものもたくさんあります。
これはその時々の出会いですね

ぐふ



ちなみにこちらは特注小刀のサヤです
ついに水玉模様ができました
ぐふふ

(これはこれは 口元にしまりのない笑みをなんども...
ついつい失礼しました!ごほほ)


みなさんお身体お大事になさってくださいですよ*

ちなみにレターオープナーが入りますと下のような感じです。

補佐 青池

火星の土
















火星の土では有りません
地球の土です 
ちなみに日本の大阪の堺にて
撮影しましたよ
うそを書いてごめんなさいね。

火星の土ってこんな風かもしれないと思いながら
炉の土壁からはがれた土の塊を
砕いておりました!
細かくした土をまた使って炉を補修する事ができちゃいます。


砕いても砕いても
どこまでいってもちゃんと砕けるのです
どこまでいっても完璧にきれいなのです
ほんとに良くできてるよなあ

そうでした
土の塊も砂つぶも
おんなじものから成っているのでした

素材一つとってみても
どんな風にひとつにするのか
どんな風に細かくするのかで
全く違うものが生まれるということ

当たり前だけど忘れそうなこと
改めて見せてくれました。

世の中には
いろんなモノゴトがあって
いろんな人がいて
いろんな方法があります

何をするにしても
「どんな想い」を持ってするのか

それだけを大事に暮らしていてもよいのでしょうかと
自分自身に確認したいんですね
きっと


補佐 青池

辰の佐助の2012


あけましておめでとうございます!

遅ればせながらにも
遅ればせすぎなご挨拶となってしまいました。
これはこれは失礼致しました。
春節あけという事にいたしましょうかね。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて!「今年はどんな年に致しますか?」

毎年恒例のこの質問を佐助親方になげかけてみまと、
「せやなあ 辰(龍)やけど じっくりと着実にやなあ 地に足をつけて」
「ははあ 低空飛行でしっかりと落ち着いてという感じでしょうかね
あれ、これはなんだか覚えのある会話だ 確か去年は・・・」

期待を胸に去年の初めの記録(こちら)をさかのぼってみると
         ↓
去年:コチラ 一昨年:コチラ

2012年(辰)は 地に足をつける
2011年(卯)は 飛躍の年
2010年(寅)は 地に足をつける
2009年(丑)は 飛躍の年

おーーみごと!

「すごいですよ。佐助さんやっぱり繰り返していますよ!
去年は跳躍ですしその前は地に足をつけています」
「ええーすごいなあ」
「無意識ですか?」
「せやねえ へえ〜」
はははは

もう、4年続けばこれは確実でしょうか
佐助さんの年初めの抱負には規則性があるようです!
何よりわかりやすいです!

ということで、来年はやはり跳躍するのでしょうかね?!(気がはやい)
それとも、次は地下へもぐりこむという手もあるでしょうか・・・笑

....................................................................

さてさて

個人的には「育」をテーマにすごしてきた去年でしたが、
振り返りますと、ほう〜と納得してしまいます。

去年までは好奇心のままに動いて
とにかくいろんな人や物事や空気に触れて
良いと思うこと手探りで取り組んでいた感じがします。

それが去年は
動き始めたことを「観察」する
少し離れたところから眺めて
変化を感じられることが増えてきたかなと思います。
忘れたころいに小さな芽がひょっこり顔をだしていたり
その小さな芽がいつの間にやら大きく育っていたり。
引き続き大切に見守りつつ動きたいなと思います。

そんな「育」に引き続きまして
今年は「咲」という漢字が思い浮かびました。

「咲」はちょっと早いかなと思いながらも
今年は佐助としても待ちに待った展示が控えている事もあり
やっぱり「咲」!

辞書をひいてみますと
「咲」はもともと「笑う」という意味で使われていたそうです。

まあ
素敵な文字です。

あ〜〜そうか!
お花って笑っていたのですね
あ〜〜そうだよ!
お花って笑っていますもんね
ますますこれしかありません。

というわけで今年は花咲か爺さんのよに

ポッポッポ
ヒラヒラリ

思わず花さいちゃったり
思わず皆笑っちゃったり

そんな雰囲気でいこうとおもいますー!
ああ、すでに花の季節が愉しみ♪
最後までご覧下さり、ありがとうございました*


補佐 青池

良いお年を!
 
しめ縄さま 1年間ありがとうございました

はしごにのぼって
しめ縄を外します

新しい紙垂(しで)をつくりました


錆びた缶箱の穴と光


明日はいよいよ大晦日
今年が幕を閉じようとしています

いつになく穏やかな気持ちで
年越しを迎えることになりそうです。

心の中で思い描いていたこと
形になっていくものなんだなあと実感する年でした。

やめよかなとおもうことも何度もありました
幸せだなとおもうことも何度もありました
予想外のことも起こりました
素敵な出会いや再会にも恵まれました

少しずつ少しずつ
本当に気づかないうちに
いつのまにか

内側も外側も
変化するものだなと
びっくりします

どんなふうに過ごしていても
「今」は着々と進んでゆきます
私が命を授かってからずっとそうです

さて 来年からはどんな「今」にしようか

これまで恵まれた素晴らしい出会いと
これからまた出会うだろうとっておきの偶然に
この世界の不思議な仕組みに
そして
これをご覧の皆さんに
心いっぱいのありがとうを贈りたいと思います。

素敵な年越しとなりますように
Bon voyage!

里帰り中 補佐 青池

師走のふたとき


今朝の奥のこうば

布のむこうがわで
火の色に耳をすませる
静かな気配がします

焼入れの日の朝はいつも
少し特別な感じがします

カーテン越しの挨拶を交わして
今日も一日がはじまりました





柿たべる スズメちゃん

やっとこさ柿狩りができました。
ものすごい勢いで成長していた枝も
ばっさり切って
すっきり

柿を沢山つけていた
なが〜い枝を運ぼうと
持ってみますと

ずっしり

むこう鎚をはじめて持った時のような
驚きの重みです。

少しの間木を眺めていても
風でゆれることはあっても
自分から動き出したりしませんし
たいていはじっと穏やかにみえるので

この方が
こんなに重いものを持っていただなんて
全然気づきませんでした。

大事な実りを傷つけないよに
枝をしならせしならせ
重みをじっとささえていたんだなあ
生き物って成長するんだなあ

ありがたく
いただきますね


補佐
青池





はじめまして旋盤くん

やあ よろしくね


どれどれ


お!


刈込鋏の鋲(ビョウ)
頭と胴体をわずかに削って微調整するという任務を授かりました


なんて精密な動きをする機械なのでしょうか



お次はおなじみグラインダー まわる模様
(全貌がみえずすみません)


胴体もややテーパーにして
入りやすく抜けにくい形にしました



くすべました
いい黒だ


補佐 青池
ふいご祭り









11月8日は鞴(ふいご)祭り
火の神様に挨拶してきました!

鞴(ふいご)まつりの鞴は、火をおこすために
風をおくる道具の「鞴」からきています。
先日花鋏の刃金付けなどの時などに使っているので
ご覧になっていただいた方も多いですね!



どんなにいい火種があっても
それに合う風のないところに
火は起きないものですものね。

どんなにいい風があっても
それに合う火種が無い所に
火はおきなかったり

船に帆が無かったりすると
すすまなかったり

みんなそれぞれ
ちょうどよい組み合わせがあって
それが整ったときに自然と動き出すんだろうなあ
いい風がふいているのを感じられるようにいないとです

火の神様にも挨拶ができましたし
身も清めていただきました

また一年がはじまります
どうぞよろしくおねがいいたします。

せっせと


心あらたに 炉の補修中

福岡から戻った佐助さん
むこうでとっても愉しい時間を過ごさせて頂いたようで大変喜んでいました*
お越し頂いたみなさま、一緒に出展されたみなさん、
そして、ギャラリー所縁の小田部さん
見学にお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました!!

さあさあ、いただいているご注文、
そして 来る公開日酒心館での展示に備えて せっせと制作開始です。
ご連絡や品物など、お待たせしている方申し訳有りませんです。
お待ちくださいね。



フライス盤で 鋏の心臓部
「心金しんがね」(留め金)づくり

この部品があって初めて
二つの刃はひとつになります。


ちいさくて 見落としそうですが とても大切な部分なのね





炉の修復用の土 
まぜます つくります

近所の川に砂を取りにいったのが懐かしいです。



はしづくり 


ではまたーーー!