昔ながらの鍛冶屋 ”佐助” で過ごす、色んなひととき。
<< October 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2009秋 佐助の特別公開 ”火造り"  開催!


※詳細は一番下をご覧下さい*


先日、庭にある大きな柿の木をなにげなく眺めていると、
やや若い柿の実が成っている姿をみつけました。
ああ!ほんの少しだけど実ってくれてよかった。
柿の木といえば、ある朝のことを思い出します。

佐助に出勤すると、こうばの外の地面の上に、太い木の枝がわさわさと、
おかれていました。まさか・・・とおもって上を見上げると、この木の上で
のこぎりをもって微笑む佐助さんと目が合いました。
「のびすぎてたから切ったった!」と満足げです。
まるで日本昔話に入ってしまったかのような思わぬところからの登場と、
突然の思いつきで早朝にひとしごとをこなしてしまうそのパワーにびっくり。

こうして、成長しすぎて小屋までたどり着きそうだった枝が、
ばっさりすっきりと切り落とされました。
「去年はたくさん実がなったけど、次もちゃんと実るかな?」
そんなことをお話していたとおもったら、もうそんな季節がやってたのですね。

今年も素敵な秋が実りますように。

そんな心地よい10月の空の下、佐助がたたずむ「堺」では、
あちらこちらでお祭りや、イベントでにぎわいます。

毎年行われていて有名な 『堺まつり』はどんな様子だったのでしょうか?
噂の大パレード、今回は逃してしまったので来年ぜひ見に行ってみます!

また、今月末に行われる 第1回クラフトフェア 『灯し人の集い』 も
すごく魅力的な雰囲気が漂っています!!(10/31・11/11)
場所は、世界一広いお墓で有名な「仁徳天皇凌」のすぐ近く「大仙公園」です。

31日には重要文化財 高林家住宅で、小泉誠さんのトークショーも行われるそうで、
その会場では、先日のEEIEの記事やお華などでお世話になっています
片桐功敦先生のいけ花展示もご覧になれるそうです*

個人的に「とても素敵だなあ〜!」と思っている作家さんや人々ばかりが
関わっていらっしゃるようで、とてもわくわくしています。

**************************************************

みどころの地図がたくさん掲載されています。


前置きが長くなってしまいましたが、堺で春と秋に行われている
『堺文化財公開』では、古いお寺や建物があちらこちらで公開されます。

今回のテーマは
〜歴史の街・堺 庭園の美を追う〜

南宗寺の枯山水や、
菅原神社(確か学芸の神様を祭られている?!)の庭園、
大安寺の石庭 などなど

「お庭」が主役ですね!

どうして人は家の中にお庭を作ったのでしょうか。
植物や、石たち、自然のものたちと一緒に時をすごすことが、
人間にとってとってもかかせない、大切なことのでしょうね。

普段はなかなか見られない場所をみることができるようですので、
ご興味の有るかたは、ぜひご覧になってみてください。


そしてこの『堺文化財公開』に伴いまして、佐助でも火造りの公開をいたします。

今年の春に初の一般公開を試みてから二回目となる今回は、
いったいどんな方々とお会いすることが出来るでしょうか。

昔とかわらぬ空気が流れる鍛冶屋の風景と、
火の力を感じていっていただけると嬉しいです。

今回は、古い鉄素材や、火造りの道具、言葉に親しんでいただけるように、
いろんな方とお話できればと考えております。

お気軽にお越し下さいね!楽しみにしております。

堺東の市役所前にある観光センターで、レンタサイクルをしていますので、
そちらで自転車をGET(貸し出し)して、堺を探検するのもいいですね*

*************************************

《 佐助の特別公開 ”火造り” hizukuri 》

2009年10月31日(土)〜11月3日(火) 4日間
13:00〜16:00 お好きな時間にお越し下さい。
佐助にて 〔南海高野線 浅香山駅 徒歩3分〕 駅からの地図はこちらです。
  
平川康弘〔鋏の伝統工芸士〕による昔ながらの鍛冶仕事の公開をいたします。
また、制作に使うさまざまな道具にも親しんでいただけるよう、楽しみにおまち
しておりますので、どうぞお気軽に遊びにいらしてください!

※当日は、鋏や包丁、文鎮、お香たてなどの販売や、
佐助の刃物の研ぎ直しのお預かり(後日返送)もいたしております。

補佐より
     

〔公式佐助Web〕 http://sasuke-smith.com/


●堺について(堺観光コンベンション協会)
●2009春の公開の様子へ


第1回 伊賀流手裏剣打選手権大会 出場!




公認の大会用手裏剣

すがすがしい快晴に恵まれた日曜日。
いざ!忍者のふるさと”伊賀上野(上野市駅)”へ

実は、先日同じ場所でおこなわれた予選で、見事4位で通過した佐助さん。
その本戦の様子をのぞいてきました。

木々豊かな上野公園をぬけ、奥へ進むと・・・いましたいました忍者達!
(若い男性や風格のある初老の方、会社でやってみようといって予選を
通ったという女性や、お父さんを応援に来た子供さん、ブラジル出身の
忍者さんも!国際的 笑)
TVや漫画、お話でしか聞いたことのない「忍者」がこんなに沢山いて、
手裏剣を練習しているなんて、面白いですね。

古くから伝わる手裏剣術の実演もあり、手裏剣にくわえて
くさりがまや、火術、本格的な技を見ることができました。
すごい迫力。実際に目の前で見ると、とっても怖いです。

最後に見せてもらった伊賀流忍者の阿修羅さんのパフォーマンスも、見ものでした。
どうしたらあんなに早く動けるのでしょうか?!
私もあの技を身につけて、どこで何が起こっても大丈夫にしておかないと。 

そしていよいよ手裏剣打選手権。

3分間の中で、的に向かって投げることが出来るのは5打。
6つ手渡されますが、一つは保身用に持っておくため投げてはいけない
という決まりがあります。
〔勢いあまってなげてしまったら、0点になってしまいます。
いつもと違う雰囲気の中で行われるので、投げてしまう方もいらっしゃいました。
精神力を試されているということでしょうかね〜!〕

審査項目は、
まとのどこに刺さるかという「的中点数」のほかに
優美性・気合・動作・熟練度・独創性などから判定
する「評価点数」もあります。

また、出場するときのパフォーマンスなども評価の対象にはいるので、
ひとりひとり違っていておもしろい!これは何の大会?!と思って
しまうようなアピールも多く、笑いの渦がまきおこる瞬間が多々ありました。
皆忍者が大好きなんだなあ。


この手裏剣を的(まと)に向かって投げます。
男性は6メートル、女性は5メートル前から。
手裏剣の難しいところは、刃が4枚あるためその回転の具合によって、
刺さり方が左右されてしまうところにあるようです。

今回は、第1回目ということもあり、予選で高得点だった方が、
一つも当たらなかったり、逆に、予選で低い点数でも練習の成果か
偶然か、かなり良い結果になったという方もいたようです。

優勝された方は、なんと3つも的に刺さり、90点
賞品の「金の手裏剣」をGETしていらっしゃいました!おめでとうございますっ

佐助さんは残念ながら入賞にいたらず!
とっても落ち込んでいましたが、それもまたいい表情をされていました。
来年楽しみにしていますよ*

帰りに寄ってきました『伊賀流忍者博物館』では、建物のつくりに忍者の
いろんな知恵が隠されていて、とっても勉強になりました。
これから建てるかもしれない自分の家にぜひ活かしたいです。

帰り際、同じ公園内に聳え立つ
『上野城』にもお邪魔してきました。

木の階段が最上階までつづいており、自分の足でのぼって見れるようになっていました。
それぞれのフロアには、昔使われていた家具や用具がそのままの形で残されています。

中でも、印象にのこっているのが、今でいうタクシーのような「かご」。
この中に入って、人に運んでもらっていたのだなあ〜となにげなく見ていると、
昔の人たちの生活がすぐそこにあって、まるで声が聞こえてくるような感覚になり、
懐かしいような、苦しいような、うれしいような、なんともいえない気持ちが
こみ上げてきました。

いったいあの感じは何だったのか、自分でも良くわかりませんが、
わすれている何かをちょっと思い出し始めたのかもしれないなと思っています。

他にも素敵な出会いに恵まれた1日。これからがますます楽しみです。
どうもありがとうございました!

では、忍者のみなさん
また会う日まで。

補佐より


伊賀流忍者博物館のHP
鍛冶屋 佐助 公式HP