1月に行われた
秋田の西武百貨店
奈良の橿原近鉄百貨店での展示へご来場の皆さま
百貨店の皆さま 一緒に出展してくださった皆さま
本当にありがとうございました!!
初めての冬の秋田は 雪が美しい場所だったとの報告いただきました。
雪の降る場所で育った私は、
「こっち(関東・関西)の冬は、温度はそこまでひくくないけれど、
家の中でも体の中を通り抜けるようでさむいのですーー!
北は雪がふるけど、なんだかあったかい気がするのは*
体がその空気に慣れているだけなんでしょうかねえ」
と佐助さんとお話していたので
「外は寒いけど、屋内はぬくいんやなあ〜ほんまやなあ!」と話していました。
そんなほっこりな展示場所では
もちろん秋田こまちさんたちにもお会いできたそうで
うらやましい!!
そして、昨年から度々おせわになっている
橿原の近鉄百貨店での催事は、今回で四度目。
以前に覚えててくださったお客様と思わぬ再会をしたり、
陶芸の道具に注文を下さった方などなど、また新しい出会いに恵まれました。
少しでも一緒に時間をすごせましたこと、とても嬉しく思います。
どうぞこちらにいらっしゃる際は
お気軽に遊びにいらしてくださいね。
個人的には、今更ながら改めて手仕事の魅力を感じました。
べっこう(亀の甲羅)や桐、米、真珠、正絹、珊瑚、
古布、土、皮、木、金属、紙、筆などなど
本当に様々な素材を扱う方が集まっていらっしゃいました。
展示の後半に少しお話をじっくり聞かせていただくと、
これまた 扱い方の違いにびっくり!
すべての方にお話がきけず残念!
次またじっくりお話ききにいきますので
勉強させてください〜*
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さて!
写真は鉄の「くすべ」の様子です。
熱した鉄に布切れをあてて、撫でる(焦がしつつ)と
鉄の表面が、深い黒のいい風合いになります。
1回目
黒く色がついたものの、
繊維のぼそぼそがついてしまったので
きれいにしたいと思い、もう一度熱すると
みるみるうちに黒が鉄色に戻っていきます!?
先ほどの色はすべて飛んでなくなってしまいました。
空気中にとけていったのでしょうね〜。
熱する最中も見た目はほとんど一緒なのですが、
実は鉄の温度が高すぎたようです。
ある一定の温度〜温度の間の中でしか、
くすべの「黒」は定着できないことを忘れていました!!
2回目
この一定の範囲の温度であったおかげで、
「黒」は鉄にくっつくことができました。
目には見えにくい温度を、ちゃんと感じることが大切ですね。
制作ではもちろんですが、
それ以外にも
なにげなく暮らしていてかんじる 身の回りの小さな変化や
大きな大きな目に見えにくい変化を
いつも感じていようと思いました。
「黒」になりたいのか 宙にとけたいのか
どんな状態でいたいのか
そんなことをふと思った「くすべ」でした*
補佐より
鍛冶屋 佐助 公式HP