昔ながらの鍛冶屋 ”佐助” で過ごす、色んなひととき。
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ミニたたら 〜ピエールさんのこうばへ〜 

和歌山で刀の修行をしているピエールさんが
ミニたたらをするよと言う事で、
先日和歌山のこうばへお伺いしてきました。
むふふ

 
車でずんずん 山道うねり 車酔いはげしく・・・笑

近所に到着!車から脱出!
ふわあ〜いい空気 いい緑 朝早かったので霜がおりていました。


ぎゃ!きれいな棚田 蘭島(あらぎじま)


ここです!ぶら下がっているのは照る照る坊主ではなく・・・ 笑

 
大きくつくりすぎたすぎた「わら箒」ですって
ガリバー用!?


こうぼうのあちこちに木のお札と小さな鍛冶道具が
歴史いっぱいの空気


いろいろぶらさがっています

 
ザッツたたらタワー!ではなくて炉です。
前もって準備して下さっていました。
これから送風機を取り付けるぞ。


ふむふむ


じゃん!


緑色のガラスをはめ込んで 中の様子もみれるようになっているよ!
すごい便利だなあ


土のてごねハンバーグ業 任務完了! のろを出す口の栓です。


砂鉄はこれで一回分にしょうかな


さあイデヨ火! 刀の修行中の角谷君


炭と砂鉄


火さま どうかよろしくお願いいたします。

 
いざ 投入

  
火の呼吸は美しいですね

  
ぼうっと静かな時間1
近くにお住まいの皆さんも応援に駆けつけます!


ぼうっと静かな時間2
先日佐助に遊び似たk-poolの小山さんも一緒に見学に行きました。
大切な記録を急遽おまかせして大活躍、とっても助かりました!


何度見ても不思議

 
少しずつ炭が減ってゆくのをまちます。

この中に鉄の子は眠っているのでしょうか
どきどき

タイミングを見計らって、水にどぼん!

生まれた瞬間の様子は秘密・・・ではなくて、
必死で写真に収められませんでした。笑


さあさあ どれどれ どんな子が生まれたのかしらね


もう 夢中


じゃじゃん!

おしまい

ちいさな鋏作り

かっかわいい

これがもともとの材料だよ!


嬉しそう


もう一方の子にあえるかな?!

続きはまた
感じること

東北太平洋沖地震により被災された多くの方々
ご家族様 その周りの皆様 謹んで 深くお見舞い申し上げます。

また、現地で救出にあたっている方々
遠くから祈りを届けておられる皆様
日々を大切に過ごされている皆様
感謝申し上げます。

多くの方が安らかな気持ちで過ごされる事を
心よりお祈りしております。

佐助一同

.........................................................

東北地方太平洋沖地震から10日間ほどが過ぎました。
遠く現地へ想いを馳せながらも、いつもの毎日を過ごす中で、
いろいろな気持ちになります。
いろいろなことを感じています。

入ってくる情報や映像にただ驚いて
現地の皆はどうしているだろう
自分には何が出来るのかな
急に悲しくなったり
急に苦しくなったり 
そわそわ

かとおもえば
目の前にあるちょっとした出来事に笑ったり嬉しくなったり
遠くで大変な事が起こっている時に
自分はこんなことを思うんだと戸惑ったり

まわりはいつもと変わらないに関わらず

一緒にいた友人のなにげない一言や
いろんなひとの暖かい言葉に励まされたり

現地の友人に安否を確認したら
元気だよというたくましい返事をもらい
逆に元気をもらったり

ふわふわ 夢の中にいるようで
瞬間的にあちこちへ飛んでいく意識は
距離も時間もとんでいく
この心はいったいどういう仕組みで出来ているんだろうと思います。

そんな時
連絡をとっていた友人からの電話でした。
今、九州に非難しているのだけれどいろいろな事情もあって
大阪にいってもいいですかと。

次の日、うちに数泊滞在にきてくれて、
それがとても嬉しかった。

本当にささやかないつもと変わらないことだけど、
こうしてみんなで笑っていられることで
自分がとても元気になった。一緒にいられたことがとても嬉しかった。
心がおちついた。ほっとしました。

現地で苦しんでいる人も不安でいっぱいの人も目に浮かぶし
いろんな場所でいろんな人たちが
それぞれの方法で一生懸命に取り組んでいて
他にもいろんな方法で取り組んでいる人がたくさんいる

自分はここにいて、したかったことは、
この大好きな人達と過ごしたい時間を過ごすことでした。

たわいもなくて、いつもの時間だけど
でも最初で最後の二度とこない時間なんだな
同じことのない瞬間がずっと続いていくんだな
そんなことをうっすらと思いながら過ごしていました。

自分が心地よいと、皆と心地よくいられて
皆が心地よいと、私も心地よくいられて

こんな時だからきっと際立って思うのだと思うけど
どこにいてもどんな時も心地よくありたい事と思いました。
(私にとって『心地いい』っていうのは良くも悪くも
気持ちがすうっと素直に外に出ている状態かなと思っています。)

ご飯を食べた後に、私がおかしを美味しそうだなと眺めていた時・・・
友人が口にした言葉

「食べたい時に 食べたいものを 食べるのを やめるのを やめたほうが
いいよっ て言う言葉をさ.....笑」と

うわあ!今なんていったの?!
「したい時に したいことを するのを やめるのを やめよう」って
私には聴こえました。

「したい時に したいことを する」

少し前にも耳にして心に残ってた言葉がまた登場した
心が定まらなくて戸惑いのあった私の背中を
ポンッとおしてくれたような気がしました。

地球を横からみてみたら、
その上にとってもたくさんの人間(私達)が生きていて
でも、みんなちょっとずつ立ち居地が違っていて
同じ場所にいる人は一人もいなくて
同じ風景を見ている人は他に誰もいなくて
それぞれ皆、自分だけのオリジナルの心と体を携えながら
世界を眺めたりつくったりしている。

全ての人が、同じことを考えて同じ事をするんだったら、
地球さんはきっと、
「うわあああ、そんなに一度に同じことをしたら 偏っちゃうじゃ〜ん」
とつぶやいて、居心地が悪いんじゃないかと想う。

それぞれの人がそれぞれの違う方法で、心からしたいことをする時に
本当に地球さんも気持ちがいいんだと思う。

みんながそれぞれ違うことを感じながら
でも一緒に人生を愉しめるように
神様はこんなにたくさんの違う人間を造ったんだと思う。

今、この世にいるひとはこの世に必要だからここで生きているんだと思うし、
今、あの世にいる人はあの世に必要だからそこで生きているんだと思う。

まわりの仲間も大切な人も環境も感じ方も
してきたことも経験も方法もこれから考えていることも
全部同じ人なんて誰一人いなくて
今のその人にしか出来ないことを必ず持っているはずで

そういう人間達とか動物達とか植物達とか
風とか空とか温度とか音とか光とか影とか
いろんな生き物が集まってからまりあって生きているのが
地球だとおもった。当たり前かもしれないけど、本当にすごいことだとおもう。

だから、自分の手の届くところで触れ合ったり
目を合わせたりできる人たちとの時間を大切にしたい。
冗談を言い合って一緒にいられる仲間もちろんだし
名前も何にもしらないけれど銭湯でたまに会うおばちゃんとか
たった一度だけすれ違う人とでも
笑い合える瞬間が好きです。

矛盾するようだけれど
遠くにすんでいて実際に体を使って会うことができなくても、
想いあえるということも、本当に心強いことだ感じました。

「日本の皆さんは大丈夫!?ニュースを聞いて、みんなとても悲しんでいます。
トルコは日本の親しい友人なんだよ。心配しています・・・!連絡をくださいね。」
上海に言った時に出会って、一緒にすごしたトルコの方からの
一通のメールでした。

たった数時間だけほんのちょこっとだけ出会った私を記憶していて
日本を気遣ってくれる人が地球の裏側にいるのか思うと、
とても不思議で、すぐ近くにいるようで、暖かくなりました。
トルコの方も応援しているとの伝言です。

どんなに遠くても、どんなに近くても 
今自分に感じられる世界の出来事は、
大きなことも小さなことも、全部の中にあるんだなとそんな風にも感じます。

隣のひとが知っている事も、私は知らないでいることが沢山あって
自分の世界の中に皆がいるみたいに
誰かの世界の中に自分も少し登場していたりして、
この世界のどこへでも意識はどこにでもいけるんだなとか

とりとめのない話でごめんなさい。

今回、皆が皆のことをすごく考えている姿をみて
大切な誰かの役に立つのが、人間は本当にすきなんだなという事も感じました。

素直になれないときもあるし、意地を張る時もあるし、
いやな気持ちにもなるし、恐ろしいことを創造したりするし

そんな部分もふくめて、
人間もこの世界もとっても素晴らしくて恐ろしくて不思議だなと思います。

こんな時に言う言う事ではないかもしれないですし
難しい事は何もわかりません
でもきっと
これまで滞っていたことが流れて流れて 涙流して
今までにないくらいきれいな虹が渡るように準備をしているのだと思います。

長くてつたない文章を
最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。
まとまりがないですね。
本当にたくさんのことを感じさせてもらいました。
みなさまに心からの感謝とお祈り申し上げます。

佐助さんは相変わらず元気で、なによりです。
では!

補佐 青池

坂本龍一さんの
『戦場のメリークリスマス』