昔ながらの鍛冶屋 ”佐助” で過ごす、色んなひととき。
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季節 と ころあい



お花が
本当に綺麗に目に写る春です。

つばき
もくれん
さくら
あやめ
なのはな

次はどんな花に会うかな。

名前しか知らなかったお花の姿も
新しく覚えました。

不思議なものです。

「寒いですね〜」と何度口にしたかわからない位 
あんなに長くて寒かった空気が
こんなに暖かくて、やんわりとした空気に変わるなんて。
いや、変わっていただなんて。  
ん、まだ、変わっているんですよね。笑

「冬とか春とか、今とか
これ全部本当は”夢”かもしれないね」なんて、
隣の人にいってみたくなります。

それにしても「季節」って
本当にちょうど良い「頃合(ころあい)」にやってきてくれるなと
いつも思います。

うーん 春ってどんなだったかな...と忘れそうになる 
ちょうどその時、
「あ、今、忘れそうになったでしょ。だから またきたわよ。私、春よ。」
というよな軽やかな登場。

「完璧」という言葉が似合わないくらい
なんとも自然で完璧で正直なタイミングです。

そんな風に、
よい「ころあい」のままでいたいものだなと憧れます。


さて!
4月に入り
また新しい節目

佐助さんはこの場所で60回目の春。
自分もここにきて4回目の春。(ちょっとずるい書き方 笑)

15倍もの回数、堺の春を迎えているのかと思うと...
突撃インタビュー

「佐助さん!60回目の春ですね」
ー「(少しいやそうに)そうやねえ」
「どうですか」
ー「せやなあ」
「いつもと違いますか。同じ感じですか?」
ー「う〜ん 全然違うねえ。(微笑む)」

60回迎えてもやっぱり同じ春は来ないんだ!
ちょっとほっとした気持ちになる。 

何が知りたくてこんなことを聴いてみたんだろう...なんて思いながら
これまでの自分の24回の春を振り返ってみる。

やっぱり佐助さんと同じように
一度として同じ春はなかったよなあ。

というよりもむしろ
どんどん変わり具合が大きくなっているような気がする。

一日の中でも、一瞬の中でも変わるんだから、
同じ季節でも毎年違う気持ちを感じるのは 
当たり前のことか。そっか。と思ったりもする。

一年の中の春と冬
一日の中の昼と夜

それから
鼓動1回分の中の
音と音の間で

一瞬で世界が変わっちゃうことがあるんだから。
何度も言いますが、不思議なものだと思います。

この春も、これまでここで過ごした3回目の春とは
また何か 一味も 百味も 違うのを感じます。
もしかしたら、今をひいきしてそんな事を思うのかもしれませんね。



書き記していない時間の中で、
多くの方に出会わせてもらっています。

それは、この場所でだったり、違う場所だったり、距離も関係なかったりしますが
この世界に登場する人や風景やすべての出来事から、
無意識にでも必ず影響を受けていて、影響をうけない事は出来ないくらい
きっととてもすごい事なのだと、実の所思っています。

というわけで皆さん、いつも本当にありがとうございます。
素敵な時をお過ごし下さい。


補佐 青池